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ごちそうさん 感想 146回 室井さんの一番のファンである桜子の心意気にホレた。 [第25週 レビュー 感想]

連続テレビ小説 「ごちそうさん」のあらすじレビューと感想 第146回

室井さんのファン。それは桜子の送り込んだ刺客。(^^

それは室井さんが焼け跡で描く物語をどうしても読みたい桜子の愛情表現でした。

室井さんを知り尽くした桜子が、室井さんに良い作品を書かせる為に
2年の歳月をかけて挑んだ捨て身の賭けだったんですね。(^^

室井さんの嫁であり、室井さんの作品のファンである桜子。

という訳で愛情を更に深め合った2人に泣けた回となりました。


桜子の愛情表現

室井さんのファンだという"路代"。実は民子の姪。

最終週のここへ来て民ちゃんの名前が出る事は、
「ごちそうさん」ファンへのサービスのようにも思えます。


女優志望である路代の芝居を利用した桜子の作戦。

室井さんに良い作品を書いてもらうため、
あえて過酷な戦争を身を以て感じる状況の中に送り込んだのでした。

室井さんの感性が戦争をどう受け止めるのか、
桜子はそれを知りたいと同時に、室井さんなら社会の風潮に流されず、
独自の目線で真実を書いてくれると信じていたのでしょう。


当初、疎開先を追い出された理由がわからなかった室井さんに否はなく、
むしろ被害者だったとは。

まさに、大どんでん返しとはこのこと。


結局、室井さんを手のひらで転がす桜子の思惑通りという訳ですが。

桜子による言わば"どっきり"は、室井さんの能力を発揮させる為の行動であり、
転がされた室井さんも、桜子の期待通りの力を発揮するという。

夫が大作家である事に誇りを持ち、さらに高みを目指そうとする嫁の計らい。
そして何より、室井さんの作品の大ファンである桜子なのでした。(^^


旦那が浮気するとかそういう小さいレベルの問題は心配せず、
より素晴らしい作家として生きて欲しいという願いも込められているようでした。


お互いの存在によって存在価値を生む、進化する夫婦の姿が見えた感じです。


そして、
『阿呆の佛』を読んだ桜子の感想が秀逸。

「バカバカしくて くだらなくて 猥雑で。」
「でも 根底に 焼け跡を生き抜く人達への愛がある。」
「命への愛がある。」

桜子が室井さんを好きになったのはここなんですね。


「どうしても 読んでみたかったの。」
「室井さんが 焼け跡で描く物語を。」

桜子すげぇー と思わずこぼしてしまいました。
良いセリフでした。

まあでもドMの室井さんにはちょうど良いのではないでしょうか。(^^


本音を打ち明けられるのは家族ではなくて、親友。

そんな事も描かれた今回でした。


お静さんが泰介を諭した言葉。

「人は みんな一人や。」
「それぞれ 勝手がちゃう。理屈もちゃう。」
「せやからこそ 腹の底から一つになれる瞬間いうんは ごっつうありがたいんやって分かるんやで。」

今の社会にも言える事だなーと思いました。
学校でも会社でも人々が集まる組織には当てはまります。



さて、和枝さんの話題が出まして、最後にもう一度和枝さんに会えそうですね。
さらに、今度はGHQの言葉。最終週は次から次に攻めてきますね。

残りの回、心して観たいと思います。

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